初めての入院2

 前も書いたけど、おそらく長い日記になります。もしお前らが入院するはめになったときの、ちょっとした参考になればというピュアな思いで余計なこともふにゃふにゃ書いていきますよ。

8/10(火)-2

 入院の前日に病院から「病室が738号室の廊下側に決まりました。あと明日は10時くらいに来てください」との電話が入る。この病院は、前日に病室がどこに決まったかを連絡するのが決まりらしくて、何でかっていうと、ぎりぎりまで病室の状況ってハッキリしないからなんだとさ。まぁ…そうか。それはそれでしょうがないけど、もし前日に「個室しか空いてないので個室です」と言われて、この前に書いた個室代を毎日1万5千円払うことになってたら、オレ入院してたかどうかわかんない。ちなみに入院した病院はココ(http://hokuso-h.nms.ac.jp/)。ドクターヘリが超クール。

 で、当日、言われたとおりに10時に病院到着。そのまま病室に行くのかと思ったら「まずは診察を」と受付嬢に言われて外来の診察室へ。おれの主治医さんこと、若いときの稲川淳二似の先生がそこに居て「じゃ、とりあえず患部を見せて…うん、うん、それじゃ明日、がんばりましょう。全身麻酔だから、気づいたら終わってるけどねハッハッハッ」「アッハッハッ、よろしくお願いします。どうか痛くしないでください」「大丈夫だよ、なにがなんだかわからないうちに終わってるから」で、診察終了。2分くらい。

 それじゃ入退院受付窓口に行ってねと言われたので窓口へ行って、事前に書いた書類(主に同意書とか同意書とかを)と高額医療補助認定証やら保険証やらを見せて、病室までの地図をもらって入院受付終了。地図もらうくらいの広さの病院なんだよ。

 ところでその提出した書類の中に、本人の署名と、連帯保証人、保証人の署名が必要な書類があったのね。連帯の方は親に書いてもらったんだけど、さて、保証人をどうしよう。ひょいっと行ける距離に親族居ないしなーと思って、説明してくれた人に「保証人になってくれそうな人が身近に居ないんですけどどうしたらいいんでしょう?」と聞いてみたら「がんばって探してください。ご友人とかでもかまいませんから。でも入院までに見つからなかったら、一時的にその書類はこちらでお預かりしますが、入院中も保証人になっていただけそうな方を探してください」「わかりました。探す努力はします。ちなみに入院中にも見つからずに、退院になったらどうなるんですか?」「そのときは…しょうがないです」「あ…しょうがないですよね、わかりました」「ちなみに、代筆でもOKですので」「わかりました」しょうがないで済むんだったら、この項目はいらないんじゃね?と思いつつ、叔母に電話で許可をもらって、ヨーカドーで叔母の名字のハンコを買って親に代筆してもらいました。

 そんなこんなで、地図を頼りにやっと病室がある7階に到着。…したものの、738号室ってどこなの…?状態で、その辺にいた看護師さんを捕まえて「あ、あの、今日からお世話になるカネコっていうモノなんですけど」と照れ照れしながら言ったら「あ、カネコさんですね。伺ってます。お部屋はこちらですよ」と案内してくれた。事前に言われたとおり、4人部屋の廊下側。なかなか小ぎれいなトコロじゃないと思っていたら、看護師さんから「楽な格好に着替えてもらって結構ですよ。すぐご説明に伺いますね」と言われたのでジャージに着替えた。

 この4人部屋の窓側のベッドには誰も居なかったようなので、そっちに足を運んでみたら窓の向こうには軽い森が広がっていて、手前にはドクターヘリが待機してた。結構、爽快な眺めだ。窓側のベッドだとプラス3150円/日で、この眺めを手に入れられるならそれはそれでアリかなぁと一瞬思ったけど、冷静に考えたらタダの方が断然いいって思い返せたオレはエライ。窓辺から自分のベッドに戻り、一人大好きなのでカーテンをシャーと閉めて、付き添いできてくれた親に「もう平気だから帰っていいよ」と言って、ベッドにバフンした。パラマウントベッドさんに、以後あんなにお世話になると知らないままに。こいつはリモコン一つで腰から上を上下してくれる超ハイテクなベッドなんだ。

 ってところで続きます。書こうと思ってたことの1/5くらいは書いたぞがんばった。