辞める辞めないの話

 この前の水曜日くらいかな,早期退職の待遇が変わったらしくてその説明会があったのですが,測定に夢中でそのことをすっかり忘れて聞きそびれてしまいました。なので,仲良しの方の課長にねえねえどんな話だったのと聞きに行ったときの会話。

「僕,その説明会に行きそびれたんですよ。なので内容を教えてくれませんか?」
「は?イヤだよ」
「いやいや,管理職でしょうに」
「来なかったお前が悪いんじゃん」
「まぁそれはそうですけど,教えてくれたっていいじゃないですか」
「早期退職の条件を,茨城の事業所に合わせるから辞めるヤツは辞めろって話だよ」
「群馬と茨城と,違ってたんですか?」
「そう,茨城の方が条件がいい」
「そうなんだ…」
「ああ,辞めるなら辞めるで,早く言ってくれよ?この状況(一人でも抜けたら火の車)わかってるよな?」
「あの…辞めようと思ってるんですけど…」
「ああ?お前みたいなのが辞めてどうするってんだよ!?」
「えー,言えって言われたから言ったのに」
「辞めて,なにするの?」
「えっと…パン屋さんでもやろうかなと」
「お前,パン屋を舐めてるんじゃねえぞ!」
「お,怒られた?」
「お前,そんな簡単にパンを焼けると思ってんの?」
「いや,別に自分で焼こうとは思って無いですけど」
「パンは何で出来てると思ってるの?」
「小麦です」
「そうだけどさ…」
「いや,だからなんで怒ってるんですか」
「なんかお前がパン屋さんを軽く見ているような気がして,カチンときた」
「40歳直前なんですから,も少し落ち着いてください…」

 ヒトは悪くないんだ,この会社。仕組みが納得いかないだけで。