ラッシュライフ

 伊坂幸太郎が好きだ!と『陽気なギャングが地球を回す』を読んだときに公言してからだいぶ時間が経ちましたが,ようやく2冊目に着手しました。ラッシュライフ。すごいなー。この人,すごいよ。こういう,線がパラレルで走っていつの間にか統合されていく話って,なんでこんなに気持ちいいんでしょうね(ゲームで言うところの,eveやdesireや街みたいな気持ちよさ)。しかもその,走ってる線一本一本の魅力がとんでもなくて,読んでて時折イラっとしました。なんなんだこの人。イラっとしながらも,うわー,ここでくっつくんだー!とか,変なテンションになってました。この人,話の大枠はそこまで大それたことをしてないんだけど,出てくるキャラの魅力が突出しすぎていて,そいつらを好きになってしまう。こういう話って,どうやったら思いつけるんだろうなぁ。オレの創造は100%短距離走なので,長距離勝負ができる人はホントにすごいと思います。
 でね,オレは,本を読むと眠くなるんですよ。それが例えどんなにおもしろいモノだとしても。ちっさいころから「本は寝る前に読むモノ」として刷り込まれてしまった結果がコレです。ウルトラマンの本とか親に読まれたら,時間関係なしにすやすやしてたらしいからなー。なので,オレの自由を奪おうと思ったら隣で本を読めばいいですよ。すやすやします。そしたら縛るなりなんなりして,身動きが取れないようにすればいい。ただ,心の自由までは奪われないけどな!(←今日イチで言いたかった一言)

 そんなこんなで,読んでは眠り,意識が戻っては読んでた日曜日。この人の本は一通り読まなきゃいかんな。