WORKING!っていうwebマンガはおもしろいので是非読むといい

 どこまで世間にこの騒ぎが伝わっているかは知りませんが。

 最近,モノ造りをするために製造やら生産技術やら色んな部署をふらついているんですけど,どの部署に立ち寄っても,そこかしこで会社を辞める辞めないの話が耳に飛び込んでくる毎日です。会社は従業員に対して転職の斡旋を積極的に進めていて,管理職(非組)に対しては「このままだとボーナスゼロになるけど,それでも辞めないの?」と圧力をかけているらしいです。そんな風にヒトをないがしろにするくらいなら,会社を潰せばいいのにね。

 で,僕も例に漏れず激しく会社を辞めたいモードに入っています。理由はいままでの日記で書いてるから,そういうことだ。ここまでずっとアホみたいに残業しながらも遠慮しながらつけていた残業代はゼロになり,最近やっていることはスキルアップにまるで繋がらないことで,そんな状況で誰が会社に居たいと思うんだと。働けば働くほど時間単価は下がって技術は伸びない。泣きそうです。だからもうやってられるか状態になって「オレはもう辞めるからあとはよろしく」っていうオーラをここ最近出し続けていました。で,あとはもう辞めるだけだーとふにゃふにゃ仕事をしていたら,真上の上司が「ホントにたむら辞めそうだ」と察したらしくて(まぁ,公言してたら察するわな)部長クラスに「このままじゃたむら辞めますよ?」と勝手に騒いで,それを聞いた部長さんは「マジで?わかったオレが動く」とたむら包囲網を敷いてきやがりました(その辺は情報戦なので,事情はだいたい探りを入れたらわかるのです)。それはもう,いままでは下っ端のオレにほとんど話しかけてこなかったエライさんたちが,しゃべってくるしゃべってくる。「なにか困っていることはないか?」「水曜と金曜は定時に帰れよ」とかさ。定時に帰るのはいいけど,そしたらモノができないのになぁ。

 そんなことになった背景は,別にオレが優秀だから引き留めたいというワケじゃなくて。単純に今の状況が猫の手も状態なだけなのです。この高負荷状態で,そこそこ製品のことを知っている人間が一人でも抜けたら仕事が回らなくなるっていうギリギリアウトな状況ってだけで。この会社は,そんな状態でクルマのブレーキを造っているのですよ。そのクルマに乗ったヒトが死なないといいなー。

 という感じで,進行形で辞める辞めないでゆらいでいる状態です。一緒に仕事をしているヒトたちは悪くない。むしろ感謝してもしきれないくらいの人たちだ。でも,この段階で辞めたらその人たちに迷惑がかかるのは100%間違いなしで,つまりそれは裏切りになるってことなのかなぁ。それはそれでツライ。僕がもう少しウェットか,もう少しドライな人間であればここまで悩まず行動できるんだろなって思います。中途半端だからこうなる。

 誰かの幸せに繋がる仕事をしたい。それだけなんだけどな。