ここ10年で最も早いタイミングで吹きすさんだ春一番の風の中,なぜだか僕のケータイは「課長から着信ですよ」と言っている。…なんで?きょうって土曜日だよね?イヤな予感がひしひしと伝わってくるけれど,こういうタイミングって取っても取らなくても結果的には一緒になるんだろなーと思って取りました。

「はい,たむらです」
「あーどうも,お疲れ様」
「お疲れ様です。なんかあったんですか?(警戒心丸出し)」
「あのさ,来週なんだけど,研修に行ってくれないかな?」
「はい?」
「いや,元々○○(先輩)が月〜金まで研修に行く予定だったんだけどさ,それに行ってたら○○の工数が間に合わないから代わりに行って欲しいんだよね」
(つまり○○が計画的に仕事をこなせなかったから,しょうがないたむらに行かせるかっていう図式)
「いいですけど…,来週やろうと思ってたことが丸々できなくなるので,その分,群馬に行くのがまた遅くなりますが」
「やろうと思ってたことってなに?」
「〜〜と〜〜と〜〜と〜〜と,あとは××さん(茨城に残っている方の上司のヒト)とやろうと思っていたことがいくつかありますが」
「うーん,もうこの際しょうがないから,とにかく研修に行って(有無を言わさずみたいな空気)」
「わ,わかりました…ところでそれって,なんの研修でどこでやるんですか?」
「○○に聞かないとわからない」
「(内容も場所も知らずに他のヤツに振るってマジかっつかアホか)えーと…わかりました。もういまから(土曜日だけど)会社に行くんで,その研修に関するメールを片っ端から送るように○○さんに言ってください」
「わかった」

 それで直後に××さん(茨城に残っている方の上司)に電話

「もしもし?」
「あ,たむらです。お休みの日にすいません」
「どしたの?」
「突然でアレですが,課長から電話って来ました?」
「いや,来てないけど…なんかあったの?(警戒心丸出し)」
「さっき課長から僕の方に電話があって,来週研修に行けって言われまして…(経緯を説明)」
「来週の月曜って,2日前じゃん。なんだよそれ…」
「僕が一週間不在になったら,なにかと業務が止まりますよね。どうしましょう?」
「止まるよね…うーん…もういいよ,行けって言われたんだったら行ってきな。それで,予定は全部一週間後ろ倒しだ」
「ラジャーです」
「とりあえずたむらは来週なにしようとしてたの?」
「その辺はこれから会社に行って××さんにメールで送る予定です。どっちにしろPC取りに会社に行かなきゃいけないので」
「わかった。送っておいて。オレがやれそうだったらやるから」
「よろしくです」

 この××さんは,物事が見えているが故にこんな返答をしています(超有能)。まぁ課長も超有能なんだけど,会社人間だから部長クラスに言われたら反論できなくて,それが巡り巡ってどうしようもなくって,僕に「研修行ってこい」の電話をしてきたんだろな。なんかもうグダグダだ。そんな感じで来週は東京です。ノイズの勉強してくる。