文字と音の話

 ふと思ったんですけど,ブログを書いている人たちにひとつ,提案をしたい。音読してみない?

 恐らくその時の日記がネタに近いモノであればあるほど,文字と音のギャップって大きいと思うんですよ。

 そう思ったからやってみた。勝手に。一人で自分のネタっぽい日記を朗読してみたよ。それで再確認したんだけど,僕としては読んでくれている方々の頭の中で,こんな感じで再生して欲しいという思いがある一方,果たしてそれを文字だけで表現しきれているんでしょうかとしみじみ思った。僕の日記って,半分は文章で,半分は語り口調なんです,たぶん。文字だけでクローズする日記を書けるほどオレは日本語できてない。だからなんとか,文字だけでは補えない部分はしゃべっているように書いているつもりなんですけど,そんなん毎回意識してるわけじゃないし,そんな器用な書き方ができればきっと文字だけで伝えられる日記を書けていると思います。だから,もの足りないんですよ。僕が何年だか知らないけど,延々と書きためてきたこの空間って。それを例えば,絵が上手なヒトは絵でプラスアルファを創り出し,そもそも,そんなんがなくても成り立ってるヒトは文字だけでちゃんと成り立っているしさ。

 そんなのを踏まえたうえで,やってみたいなぁと思ったのは,日記の最後に僕がその日記を朗読したモノをmp3とかで置いとくっていう形式です。文字だけで伝えられればそんなことする必要ないんだけどな。でもそんなんできねえから,こういう感じで読んで欲しかったんだよっていう,ズル?ズルというか守りかもしれないけど,そんなのを付けて置くのもいいんじゃないかなぁと思いました。表現って難しいよね。わさわさ計算してる方が楽だ。