同期から色紙をもらって泣きそうになった

 タイトルとは関係のない話。この前の金曜日に、形式上ですが群馬に赴任してきました。赴任っつっても、寮の説明を受けて、関係者のエライヒトに挨拶しただけなんだけど。

 当初、金曜日の予定は、8時に茨城発(クルマで)→11時に群馬で入寮手続き→群馬の事業所に行く→課長と今後の予定を打ち合わせ→茨城に帰る、でした。で、いざ入寮手続きを済ませて事業所に行ったら課長から「なぁたむら、急な話で悪いんだけど、コントロールユニット(いまオレらが作ってる製品)を一台用意できないかな?」「えっと、いつまでにですか?」「月曜に山梨の事業所に届いているようにしたいんだけど」「今日は金曜日ですよ?」「うん、つまり今日中に準備して山梨に送りたい」「やってやれないことはないと思いますけど、各方面に迷惑をかけることになると思いますが」「なんとかならないかなぁ?」「(社内用の)PHS貸してください…」

 そのコントロールユニットは茨城で作っていて、設計で動作チェックをしてから現場に渡して、メカを組み付けてから山梨に送るのです。で、モノはある。茨城に。でも、そのモノのありかは僕(群馬にいます)ともう一人の人しか知らなくて、そのもう一人の人は今日休みなのです。さて考えよう。

 ・いまは13時半です
 ・いま茨城に動作チェックができる人はいるけど、現時点でモノのありかを知っているのは僕だけです
 ・動作チェックにかかる時間はだいたい3.5時間です
 ・そこからメカを現場の人に組み付けてもらって、再度、その状態で動作チェックをする必要があります
 ・でも今日は定時退勤日と言って定時に強制的に帰らされる日です
 ・定時は16時45分です。いまからノータイムでユニットをチェック作業者に渡しても、チェックが終わるのは17時なので定時過ぎます
 ・現場の人とチェック作業者の人に頼みこまなきゃダメじゃん…あとモノの在処も言わなきゃ
 ・課長、PHSよこせ

 現場のまとめの人に電話。「もしもし、たむらですお世話になってますー。あの、ちょっとお願いがあるんですけど…ええ、いま群馬に居ます。なんだか緊急でユニットを一台仕込まなきゃいけなくなってしまって、はい、そうですよね、定退日ですよね今日。でもどう考えても、いまから動作チェックすると、定時を過ぎちゃうんですけど…なんとか対応していただくことはできますでしょうか…ええ、すいません、ホントもう、その分料金に上乗せしてもらってかまわないので(どうせ払うのオレじゃないし)なんとかお願いできませんか…行けます?行けますか!?ありがとうございます!超助かります!とりあえず僕もいまから茨城に戻るので…はい?ええ、戻ります。たぶん17時くらいには着けますので、なんかあったら僕のケータイに連絡ください。番号は、080のー」
 チェック作業者に電話。「もしもしたむらです、いま、どんな状況ですか?…はい、はい、そうですか(あんまり聴いてない)ところでちょっとお願いがあるんですけど…(以下、言いたいことをつらつらと)」

 みたいな話を関係者の方々に電話しまくってお願いしたあと(30分くらい会社のPHSとマイケータイ使ってお願いばっかりしてた。すいませんごめんなさい、でもお願いします)なんとか目処がついたので「課長、ユニットの用意できそうなので、ぼく茨城に帰ってもいいですか?予定してた打ち合わせとかできませんけど」「ああわかった、じゃあオレも一緒に茨城に行くから、クルマの中で打ち合わせしよう」「(もうなんでもいいよ)了解です。行きましょう」

 実質、群馬に3時間も居なかったという話。寮の説明を受けて、事業所で昼ご飯食べて、帰ってきた。この日は車の運転と電話しかしてなかったなぁ。電話だけで人に動いてもらうのってホント大変だと思った。この日群馬に行かなきゃ、数倍スムーズに物事が動いていたんじゃねえの?と思いながら、課長に半分グチって半分打ち合わせていた帰路でした。次に群馬に行くのはいつなんだろな。時間の無駄なのでしばらく行きません。