今年の目標はお見合いパーティーに行く(いま決めた)

 茨城の本屋には売ってないんですよ,『それでも町は廻っている』(略してそれ町)が。だから毎回amazonか,今回はアキバで買ったんですけども。これが意味することは何かっていうと,茨城県民は本屋以外のきっかけに出会わないと,それ町の存在を知ることすらできないってことなんです。オレも知ることができなかった人間の一人で,名古屋の本屋でたまたま『ネムルバカ』を見つけておもしろくって,なんだこの著者はと思って他になんか描いてるのかなーって調べたら『それ町』の存在を知ることができたわけで。だからなんでもいいから,誰かの本に出会うキッカケになればステキだなーと思って,僕はおもしろかったマンガを見つけたらココに書くことにしています。

 『それでも町は廻っている』の5巻が出たので読みました。おーもーしーろーいー!よくわからんけど,一見ほのぼのメイド物語にしか見えないから,あんまり知名度を得ていないのかな。すごいよ?このマンガ。この人のおもしろさはなんなんだろう。メイド喫茶の意味もわからずメイド喫茶を経営しているばーさんと,女子校生って言う設定&やわらかい絵面と,全面的に流れているふわふわほのぼのにダマされたらダメですよ。この人は相当ブラックですし,ホワイトです。きれいな話もうわあっていう話もにやにやしてしまう話も,ごっちゃで出してくる。ごっちゃだけど,なぜだか歩鳥ちゃんの周辺ではそれが成り立っていて,まさにタイトル通り「それでも町は廻っている」になっているところが恐ろしい。読んで。いいから読んでおくれ。つまらなかったらオレのせいにすればいい。かわいい絵面とほのぼのした物語の中に,狂気と正気が入り乱れている感じのマンガです。オススメですよ。たまに泣かせてくるしな。