saisoku1082007-09-23


 クルマで町中をふらついていたら「萌書房」という本屋の看板が目に入った。残念ながらお休みだったので通り過ぎてしまったのだが、なんてストレートなネーミングなんだ。でもこれは、現在の情勢を考えればある意味正しいアプローチの仕方ではないかと思う。どんな本でも揃えていますよ、というやり方では、アマゾンや紀伊国屋といった大手には到底かなうわけがない。であればいっそのこと、何かしらの分野に特化したスタンスで攻めていこうという発想は、ごく自然なものだと思う。例えそれが「萌」であってもだ。

 そういった観点で本屋を哲学してみると、ウニ書房とかいいかもしれない、と思い始めてきた。とにかく、ウニに特化しているのだ。店主が、ウニ大好きなのだ。ウニを見るとハフハフするのだ。バフンウニやムラサキウニの生態とか、そんな感じの本ばかり並んでいる本屋を想像してみた。若干ニヤリとしたがたぶん行かないと思う。紀伊国屋に行く。話はいささか脱線するが、ウニを使った罰ゲームって延々と考え出せる気がする。ウニ布団とか、ウニ洗顔とか、背骨にウニ埋め込むとか。

 そんなことをもやもやと考えていたんですけど、ウニってなんであんなストイックな形状をしているんだろうと思って、wikiってみた。それが右上に表示されている画像。プルテウス幼生というらしい。よくわからんが、ウニになる過程の中で、あんなカタチになるみたい。メタルだ。ストイックといえば、海洋生物、とくに甲殻類はみんなファンキーな形状をしていると思う。外敵から身を守るためにカラダを堅くしてみましたっていう流れは安直かもしれないが、それでもあいつらは努力してあの形態に至ったんだということを評価したい。だってカニ食うの大変だもの。あと、カニガンダムってそんなに違いないよな。相関とったら9割は一致すると思う。つまりこの世のカニは全て、アムロに乗り回されてもおかしくないんだ。アムロに乗られてはミソを食われ、乗られてはミソを食われ、アムロもだんだん訳がわからなくなって発した名台詞が、父さんにもミソ食われたことないのに!そりゃそうだ。

 ちなみに「萌書房」で検索書けてみたら、ふつーにあった。http://www3.kcn.ne.jp/~kizasu-s/index.htmlなんだかかわいい雰囲気のページに仕上がってますが、残念ながら書籍をみてもまるでわからなかった。