とりあえず今日は泣こうと思ってチョイス


 非常に世間知らずで恐縮なのですが。

 学部の4年の時に研究室に入ってから現在に至るまでテレビというものををほとんど観ていなくて、ていうのも研究室にいたときは観る気がおきなくて今は部屋にテレビが無いからなんですけども。ましてやドラマなんて最後に見た記憶が上戸彩時代の金八先生とかそういうレベルの僕ですから、今日何となくツタヤに行って手に取った『1リットルの涙』がドラマ化されていたなんて知る由もなくてですね。小説でそんなタイトルのがあったなーってのはかすかに記憶にあったので、てっきり映画化されたものだと思っていたのですよ。自分がいま何コーナーでそのDVDを手に取ったんだってのをしっかり把握しておけばよかったのに、おおらかことたむらはそんなん気にしないのです。

 でさ、再生するじゃん?そしたらなんか導入が突拍子もないわけですよ。映画にしては。ほほう、説明ゼロで段々わかっていくタイプな感じか…とか偉そうな目線で観てたらタイトルコールの後に「第七回」とかでてきてやっちまったー!ドラマかい!!っていうね。七回って。オレのほほう、は大ハズレですよ。若干穴があったら入りたいレベルのアレ。恥ずかしい感じ。

 みなさん別に知りたくもないでしょうが、そもそも僕が小説とか映画とかで泣いてしまう時ってですね、色々、こう、ストーリーが積み重なった上でポンっと放たれた一言や描写でうわー、うわーってなって涙スーってパターンが主なのです。それなのに第七回って。中途半端この上ない。今日の僕の「泣こう」って決意はどうなるの?ねえどうなるのって思いつつも、まあ、せっかく借りたからっていうことで日本酒片手に観ていたわけですが、まあ、なんつーの?2リットル?妹の「もしも、もしもの話だよ?わたしが亜也姉と同じ高校に受かったらさ、わたし、たぶんいっぱい手伝えると思えるんだよね」のくだりで、その…なんつーのかな、2リットル?


 ていうか書いてて気付いたんだけど、25歳サラリーマンがドラマのDVDを観て泣いた話とか果てしなく気持ち悪いな。みんなコレ読んでちょっとずつ不幸になったらいい。バーカ。バーカ!