レテの支流

 以前「本代ってバカになんないですよねー」という話をしたら「じゃあ僕が提供しますよ」というもの凄いジェントル発言をしたガスさん。そんなガスさんからもらった本パート1です。ありがたいなー。まさかもらえるなんてなー。カッコ良すぎだなー。

 ということで。自らの意志で消したい記憶を消せるよ。どう?って話を持ちかけられたら、果たしてオレはどうするかって考えてみたんだけど、そこまでして消したい記憶ってのは別になさそうです。つかあったとしても、ビビってできないんだろなぁ。作中にもあったけど、脳って別格なんですよやっぱり。その別格の領域に外から「よおっ」って入り込むのは礼に逸する気がします。やっぱ脳とは、中から向き合うべきだと。っていうかねーもう終盤にさしかかったあたりでは、絶対怜治アッチでは死んでるだろうと完全に決めつけてたのにねー。見事はずれました。くそー。

 みたいな感じでのめりこんでたんだけど、ちょっとひっかかった箇所がひとつあって、終盤のシステム解説あたりで、妙に「理系だから納得できた」的な表現が多かったなってとこ。もともとそこは自分の分野じゃなかったのかなぁ。キャラは納得してるんだからみんなも理解できるよな?大丈夫だよな?みたいな感じがして読んでてちょっと不安に。もっと自信持てばいいのにって思った。おもしろいんだから。まぁ超細かいツッコミですけども。 読書家ーズのキャプテン、ガスさんが勧めるだけあって、すらすらと読んでしまいました。おもしろかったなー。の割に感想書くの遅くなったのはアレです。宇宙の力。

レテの支流 (角川ホラー文庫)