席の譲り方

 なんかじーさんばーさんがいかにも「お前どけよ」と言わんばかりに目の前にたってくることがあるけど,そーゆーときはそいつの顔を見てどくかどかないか判断する.悲しいことに,長年生きてるとどうしても顔に出るんだよね「どけよ」って思ってるかどうかが.そんでそーゆー気配を察したら無視するし,察しなかったら黙って席を立つ.「どうぞ」なんて絶対言えない.もし向こうから「席を譲ってください」と申し出られたのなら言うけれど,こっちが勝手にどくのにどうぞもなにもあったもんか,と思う.だからまぁ,座りたかったら座ればくらいの気持ち.お礼なんて言われるほどの行為じゃないし,自己満足みたいなのも若干入ってるから,オレは席を立ったら迷わず降りるか隣の車両まで移動することにしてる.なんか恥ずかしくてとてもその場にはいられないのです.いや,譲るという行為が恥ずかしいんじゃなくて,そんなことをうだうだ考えながら譲ってることが恥ずかしい.自然とできればそれに超したことはないんだけど,ひねくれてるのでできません.でも恥ずかしい.

 あ,妊娠女性の方には無条件で譲ります.どうぞともたまに言います.だってこの場合は確実に座ってほしいから.一回妊娠女性の方に譲ろうとしたら隣のおばちゃんに座られたことがあって,それ以来そうしてる.なんでこう,おばちゃんってそうなのかね.