iPhone洗濯しちゃったよ 続き

 いま眠くないから続き書く。

 いつまでも途方に暮れていたってしょうがないので、近場のSoftbankショップに行って「iPhoneがー」と言ったら、受付のおねーさんがオレの言葉に被せてくるくらいの勢いで「iPhoneに関しては、Appleストアでのみ受け付けておりますので…」と。あ、そういやそうだったなと思って「ちなみにここから一番近いAppleストアってどこですか?」と聞いたら「ザギンの方になります」と。…ザギンかぁ。ど真ん中だなぁ。ちなみに豆知識。いま日本銀行があるところって、金座の跡地なんだって。あそこで大判小判作ってたんだね。

 そんなことはさておき、電車でガタゴト30分ほど揺られながら、ザギンに到着ですよ。マダムとかジェントルがそこらに居やがる。そんな連中をかき分け向かったAppleストアは人であふれかえっていて。なぜなら今日は日曜日。ココが一番混む日。…めんどくせえなぁと思いながら店内に入って、近くにいたおにーちゃんに「あの、iPhone壊しちゃったんですけど…」と声を掛けたら「ご予約はされていますか?」と。知らなかったんだけど、Appleストアでのご相談やら何やらは、web上で予約を入れるっていう仕組みになっているらしいんですよ。一応そのにーちゃんも、オレのケータイがぶっ壊れているってことを察してくれて順番をねじこんでくれようとしてくれたんですけど、この混みっぷりで割り込みはさすがに無理で、通常通りwebで予約を取ることに。ちなみに現時点でお昼の12時くらいだったんですけど、いまから予約を入れると、取れる枠は17時からだと。まさかの5時間待ち。

 5時間を潰すっていうのはなかなかの労力を要することで。まぁとにかくどうしようもないので、ひたすら歩き回ってました。日比谷公園行ってみたり、新橋に行ってみたり、ザギンに戻ってデパート巡りしてみたり。

 そうこうしてたら時間が5時間近く過ぎていたので、再びAppleストアへ。トラブル受け付けますよフロアまでエレベーターでぐいんと上がり、なんだかんだでここでも30分程待って、ようやく「たむらさまー」と名前が呼ばれます。

 カウンターを挟んで、無精ヒゲが似合うタイプのイケメンのにーさんと対峙。「どうなされました」との問いに「iPhoneを洗濯してしまって…」と話したら、イケさんは「ちょっと濡れ具合を確認させていただきますね…(確認中)…あぁ、これだと本体交換になってしまうので、2万円ほど料金をいただくことになります」「そうですか…」

 まぁ、大体予想通りの展開だったので、しゃあねえなぁと思いつつ、イケさんと話しながら書類にサインをしていたら、イケさんが「うーん」と言いながらオレがサインした書類を引っ込めた。そんでパソコンをカタカタして別の書類をプリントアウトして僕のところに差し出してきたのです。そしてその書類には「合計 ¥0」の文字が。

 「…え?」という表情でイケさんを見上げたら「実はですね…」と。語り出すイケさん。「実はですね…、僕も同じように洗濯しちゃったこと、3回くらいあるんですよ。お客様の話を聞いていたら他人事とは思えなくて…。なので、今回に限りですけど、タダでオッケーです。手続きは僕の方でなんとかしますので」

 超カッケー!超カッケーよイケさん!思わず「ありがとうございます!」と言った僕の言葉に続いたイケさんの一言が「これで浮いた分、おいしいご飯でも食べてください」…オレ、この人に抱かれてもかまわない。

 アップルに就職チャレンジしてみようかな…って思ったくらい、ステキな対応をしてもらってホクホクしながら三越のデパ地下で、本しめじとフルーツトマトを買って帰りました。たまには銀座にも行ってみるモンだ。