小樽で北一ガラスを眺めて,札幌でちゃんちゃん焼き食べた。すげーうまいなコレ。そんな感じで北海道お終い。空港で会社の人とジャイアント白田を見ました。


 で,全然違う話。レジの話。高一の後半から丸三年くらい,ホームセンターでアルバイトをしていたり,それに加えてコンビニでもアルバイトをしていた関係で,レジの人の動作に注目してしまうクセがついてしまったのです。自分がやっていた時は,どうやったら迅速かつ間違いなく,かつお客さんに不快な思いをさせないように(満足してもらえるように)するにはどうしたらいいんだろうって思いながらバーコードを読み取ったり読み取らなかったりしていたのです。読み取ってました。だから,いまでも買い物をする度に,レジの人の買った商品のカゴへの詰め方や金額の読み方,お釣りの渡し方や最後のありがとうございましたの一言まで「この人はどんな感じなんだろなー」と一挙手一投足を眺めてしまうのです。気持ち悪い。例えばこんなシチュエーション。購入額が387円で,サイフの中に442円出せるだけの余裕があると,僕はよしって思うわけですよ。コレでサイフの中の小銭をごっそりと整理できると(計算合ってるよね?)。僕は必要以上の小銭がサイフに入ってるとイラっとするタイプなので(10円玉が5枚入ってたりするとキーってなる)大満足で442円を出すと「は?」っていう顔をするレジのおばちゃんが居たりしますよね。終いには「これでいいんですか?」とか言ってきたりするヤツもいる。なに?そういう態度でくるの?こうなったら,オレが最も輝いていた中学生時代の「数学5」の実力と,おばちゃんが操るレジスターとのプライドのぶつかり合いですよ。いいから黙って442と打ってレジのエンターを押せと。そして,お釣りが55円とレジに表示されたときの恍惚感といったら。その上,おばちゃんは「ま,まさかー」って感じで両手ぶるぶるさせてるからね。両手ついて謝れ。そしたら6:4で許してやらなくもない。

 っていう話をしようと思ったんじゃないんだ。超余談。一昨日の話をするのです。スーパーでね,晩ご飯を買ったのですよ。その時のレジの人恐らく女子校生で。グレーのトレーナーを着て髪をキュッとまとめて,鼻にかかった声で「158円〜」って間延びした声で金額を読み上げるような子だったんですけど,そのゆったりとした発声とは裏腹に,手の動きはやたらテキパキとしている。商品をレジに通してはちゃっちゃとカゴに詰めていくし,生ものを,あのペラペラした袋に詰めていく動作も実に見事だ。コイツはもしや原石か…と思いつつ,一通りレジを通し終わったので料金を支払います。確か1847円で,サイフに5千円札しか入っていなかったので,それをそのまま渡しました。

 そしたら彼女が扱っているレジは今時のレジで,つまり自動でお釣りが出てくるヤツだったのです。そこに5千円を投入したら,レジの右下のお札が出てくるところから三千円がにゅっと出てきました。そこでね,彼女(恐らく女子校生)が右手でその三千円を掴むやいなや,実に見事に,その三枚を片手でバッとキレイに広げて「三千円と〜153円のお返しです〜」と。ホントに,その「三千円と〜」の広げ方が見事だったんですよ。あんなにキレイにひらひらのものを広げたのは,トランプマン以外に見たことない。野口と野口の距離感がすばらしく均等で,彼女(グレーのトレーナー)のゆったりとした口調とスパッと札を広げた機敏さのギャップが,これまたもう。たかだか1,2分の出来事なのに,すげーテンション上がったよ。お前はもうレジ辞めて,出るとこ出たらいいんだって思った。たぶん,世界獲れるぞ(三千円をキレイにバッと広げる選手権で)。

 三連休で一番元気が出たのが,この一瞬でした。あとはもうどうでもいい。さっき会社に行ったら,人がいっぱい居た。遅刻したのかと思った。