今年のゴールデン1

saisoku1082008-04-30


 気力が続く限り,今年のオレのゴールデンウィークっぷりをこの場で記録していこうと思いました。GW前に終わらなくて持ち帰った仕事が,まだそこに眠ったままの状態でいるけど,それはそれで。


 前の日記で書いたとおり,東山魁夷展に行ってきました。

 残念だったこと1。絵の知識がないから,なんでそんな区別をしたのかよくわからんのだけど,ガラスの額縁に入れられている絵と,入れられていない絵があったのね。で,ガラスの額縁に入れられている絵は,当然のごとく光を反射してしまうのです。だからせっかくステキな絵が目の前にあるのに,自分の姿が反射してその絵に映りこんでしまっていて,それがすごく残念でした。なんでこんな良い絵の中にオレが居るんだと。冷めるよこんなの。ガラスってないヤツは,ちゃんとそのままの東山絵を見せてくれたので感じるモノが多かったです。あと,デカい絵は,それだけで力があった。デカい絵は,ホントにデカいんだよ。そして見た瞬間,動けなくなる。

 残念だったこと2。GWだから仕方がないことかもしれないけど,人が多すぎた。しっかりと絵だけを見たいのに,いつも目の前にヒトが居たので魔法の杖でそいつら全員を小さくしてやりたかったけど叶わず。あと,おばちゃんが多くて,しかもそいつらがペラペラとしゃべりやがる。お前らの解説なんぞ聴きたかねえっつの。東山魁夷というヒトは「静」をテーマにした絵を沢山描いているのに,その絵の前でぐだぐだ「この絵はねえ」としゃべっているヤツらの気が知れない。黙って感じてろ。

 うれしかったこと。ホンモノの「静唱」を観ることが出来た。数年前,たまたまオレの部屋に転がっていたこの人の画集。その画集の中では,全部の絵が同じサイズで収まっていたんだけど,それでもこの「静唱」を観たとき,うわあーって思ったんだ。そのうわあーの数年後のいま,その絵を見たくてこの展覧会に来て,でもずーっと出てこなくて「あれ,もしかして無いの?」っていう懸念を抱きながら鑑賞していた最後の最後にこの絵を発見して,思わず駆け寄っちゃったよ。そして数十分,その絵の前で動けなかった。ありがとう。本物でいてくれて。

 母から「私も行きたいけど行けないから,せめてカタログを買ってきて」と言われたので買っていった。この展覧会の入場料が1300円で,カタログの値段は2300円だった。本物の方が安いんだな。


 あと帰り際,根津神社に寄ってつつじを眺めてきました。神社内にヒタチの看板を見つけて若干へこんだ。つつじはキレイだったよ。ちょっとした夢の国みたいだった。