名古屋行ってきた3,名古屋の夜な感じ

 ホテルも決まって街へと繰り出し,コイツとテクテクと夜の街を歩いていたら「ゴメン,どいてどいてー!!」とチャリで歩道を駆け抜けるヒトが居た。その瞬間は「はいはいどうぞー」と道を空けたけど,ふと振り返ったらそのヒトは思いっきり警察官でした。いやいや,警官が歩道をチャリで全力疾走はなにかとダメだろ,と思っていたらそれに加えて2,3人の警官がまたチャリで全力疾走をしていたので,ガンバレって思った。オレって,色々なことを許せるおおらかな心の持ち主だってことを再認識。つか,なにがあったんだ。

 名古屋は食べ物ばかりだということを認識したので,それじゃあ名古屋っぽいものを片っ端から食べていこうよ計画を企てて,まずは手羽先を食べに行くことにした。ガイドブックをぱらぱらとめくって決めた,風来坊プリンセス店ってトコに行きましたよ。店の選定理由はお察しの通りです。だって僕らはプリンセスだから。まぁあとで気がついたんだけど,栄町にはプリンセス大通りっていうファンシーなストリートがあって,その通り沿いにあるからプリンセス店ってだけで,プリンセス専用の手羽先のお店ってことではなかったみたい。勘違いしてた。店内にじいとか全然居なかったからおかしいなとは思ったんだけど。

 あ,思い出した。じいどころか,プリンセス店に入ったときに「カウンターと座敷とどちらがよろしいですか?」と聞かれたので座敷をチョイスして案内してもらった先にものすごくゴツい外国人が二人いて見た瞬間吹き出した。4人用と2人用のテーブルがひとつづつだけ入る狭いスペースの中,こいつらの存在感といったらなかったぞ。ガタイよすぎ。しかも日本語ぺらぺらでやんの。どこまでだ。メンバー構成は,悪そうな日本人のおっちゃんと,この外国人二人と,ちょっと調子に乗っているおばちゃんの4人だったんだけど,テーブルの真ん中にデカい平皿があって,その上に,一部地域の鳥を滅ぼしかねない勢いで手羽先がズラーっと並んでた。どんだけ食うんだと思ってたら,その後にひつまぶしだの天ぷらだの巻きずしだのなんだのと次から次へと料理が運ばれてきて,その上ビールビールビールですよ。「オネーチャン,黒いビール下サイ」「ワタシ,黄色いのがイイデス」「ビールおいしいデス。朝から晩まで飲んでいたいデス」「ハッハッハッー」みたいな感じ。ホントに「朝から晩まで」って言ってた。しかもコイツらが何者なのか,会話の内容からサッパリ推測できなかったんだよ。イタリアの教育体制の批判をしてたかと思えば「ブレンダはCIAなのよ,フルネームはブレンダ・西本よ」とか言ってたりさ。なんの話だ。

さあ,そろそろ記憶がアレな感じになってきましたよ。まだ初日なのに。うーん,なにしたかなぁオレ。