おーひーさー。

 この一ヶ月間,論文を提出するためにアレコレしてました。マジでキツかった。正月休みが明けてから週ごとに定時が2時間ずつ遅くなっていって(23時→25時→27時→29時),最終的に1月ラスト週は,トータルで10時間寝られなかったくらいテンパってました。人はね,寝ないとおかしくなる。なので今日は,この一ヶ月でたむらがどんな風におかしくなっていったかという日記です。

 そもそもこの論文ってなんだっていう話ですけど,うちの会社は,入社2年目の連中全員がこの時期に論文を一本提出しなきゃいけないという仕組みになっているのです。理由はわからん。結果的に本人上司含めて全員が苦しんでるのに,何故このシステムが面々と生き続けているんだろうという疑問は全てポイされて,とにかくやらなきゃいかんのです。で,その論文に対する姿勢は部署ごとに違っていて,ある部署は何ヶ月も前からこの論文だけに集中して,ある部署はぎりぎりまで仕事と並行して,みたいな感じで。当然のごとくうちの部署は後者でして,なんか周りのほとんどが論文だけ書いてるのに,ふつーに仕事してた組でした。結果,論文執筆の進捗が遅れに遅れ,コレはやばいぞたむらモードになり,今月後半は周りの人を巻き込みながらひたすら論文を書いていて,疲れた,が経緯。以下,その疲れっぷりの羅列。


・上司が信じられなくなる
ものすごく理不尽なプレッシャーをかけ続けられて,信じられなくなる。それプラス,後半は邪魔ばっかりされてたからなー。〆切目前で必死にタイピングしてるオレの横にいきなりドカっと座って何しに来たんだと思ったら,土地転がしの話をし始めたからねこの人は。(うっとおしかったから黙って席を立って逃げた)心の中で82回くらい死の宣告をしたのに届かなかった。


・視力がガタ落ち
これはもうパソコンのディスプレイを見続けてる人間の宿命なのでしょうが,とにかく見えない。どの距離に対してもピントが合わない。その状態で1008の抵抗の所にリード線つけてって頼まれたのでチャレンジしてみたものの,「先輩すいません,見えないです」で許してもらった。「おじいちゃんかお前は。わかった,論文書きな」って言われた。


・お腹が痛くなる
腹痛の頻度がものすごく高くなる。でもトイレに行っても,なんの物語も始まらない。けど席に戻ると痛い。もー!っていう状態でした。あと,基本的に朝ご飯を食べる余裕がなかったので,家から飲むヨーグルトを会社に持って行って朝ご飯の代わりにしようと思っていたのですが,見事にそのことを忘れていて夜中まで放置。すっかり室温になった飲むヨーグルトを目の前にして「冬だから大丈夫だろ」の理由で飲み干したら見事にお腹を下しました。冬でも大丈夫じゃなかった。で,この話を同じ部署の同期に話したら「そんなネタいらないよ」と一蹴された。


セブンイレブンのエビとホタテのスープパスタが美味しい
もうこの帰宅時間だと,セブンイレブンしか営業していないわけですよ。それで出会ったのがこのパスタ。うまい。クリーミーグラタンコロッケパンに次ぐヒットです。お試しあれ。


・貝が開かない
食べ物話その2。最近「レンジで鍋を作ろう!」がオレの中で流行っているのですが,先週の土曜日に4個125円の中国産の蛤を投入したところ,どんなにレンジを回してもパカってならなかったので,そういうことかと思った。


・お酒を飲まなくなった
この騒動が起こるまでは問答無用で毎晩飲んでいたのですが,さすがに徹夜状態で飲む体力は無かった。ここで,ヒトはテンパって徹夜すると酒を飲まないの法則を僕は発見したわけで。それを主軸にのし上がれないものかと思いましたが,現実が辛くてどうでもよくなった。あと,健康ってなんだろうって思った。


・手がおかしくなる
両手の指の側面に沿って湿疹がぶわーって出た。いままでの人生でそれなりに湿疹は出してきていますが,両手にこれだけ出たのは初めてだ。考えられる原因は,栄養の偏りか睡眠不足かストレスかに絞れると思うんだけど,たぶん三番目だ。なんでこの人(上司)は天に召されないんだろうと思いながらタイピングしてた時期に発症したので,ほぼ間違いなし。で,この話を「お腹が痛い」のときに出てきた同期に話したところ「たむらそれやばいよ!病院に行けって!」と本気で心配されて,逆に不安になった。頼むから笑ってください。
ちなみにその後,無事湿疹は治まったのですが,代わりに手の水分がこの世から消失したようで。その結果全力で手がカサカサになってあらゆるモノがめくれなくなりました。プリントアウトした原稿がどんなにがんばってもめくれなくて,オレの両手だけ現世から無視されてる感じがした。


 まぁ,そんなこんなな日々を過ごしつつも,論文は無事に提出できました。思いっきり周りを巻き込んだけども(最後にオッケーのハンコをもらったのが〆切当日の朝5時。すいませんでした課長)。で,その日に打ち上げと称して徹夜明けのテンションそのままに同期と一緒に飲みに行ったところ,その場にいた全員が「普通の会話」に飢えていて,まぁしゃべることしゃべること。この数ヶ月,オレだけじゃなくてみんな会社に捕らわれていて,仕事か論文の話しかしていなかったようです。どうでもいい話が楽しくてしょうがない。カラーコーディネーターとかピラミッドとかチベットとかの話を延々としてた。

 それで,飲んでる途中にトイレに行ったんですけど。さて用を足すかとトイレのスリッパを履こうと思ったところ,そのスリッパ全部に「左足」って書いてあって,右,右は?と思いながらも生理現象には勝てずに左,左で用を足しました。で,あとで気がついたんだけど,このお店の名前が「左吉(さきち)」という名前でして。なんの親切かわからんがスリッパ全部に店名を記してやがったみたいです。
結論として,左吉と左足は似てる,ということを学習できた一ヶ月間ということでまとめようと思ったのに,当然のごとく一緒に飲んでいたヤツらにこの話をしたら「ありえん」の一言で終わった。みんな,もう少し柔軟な思考力を持とうぜ。

 次の山は,3月半ばのこの論文に関する発表です。それに向かって僕はがんばります。がんばります。がんばります。(洗脳)