昨日こんなことがあったという記録


 たぶん不快な日記なので読まなくていいよ。オレのメモだから。


 何年ぶりだ?二年か?そのくらいぶりに親父(68)と話した。(注:たむらは親父が嫌いです。2004年の七月に両親離婚)つか、汚ねえよ親父。着信拒否したのと違う番号で書けてくるのはずるいと思うのです。思わず取ってしまったじゃないか。以下、その会話。


「もしもし?」
「ケンイチか?」
「(うわー、しまった、親父だ。しかも完全に酔っぱらってる)はい、そうですけど」
「よかった、元気そうだな」
「はい」
「いまは日立にいるのか?」
「はい」
「たまに実家に帰ったりしてるのか?」
「はい」
「どのくらいだ?一ヶ月に一回くらいか?」
「そうですね。そのくらいで帰っています」
「そうか、よかった。そうだな、なにかケンイチの方で良い話しはあるか?」
「いえ、特に」
「そうか。そうだな。とにかく、ケンイチと話せて良かった。もうケンイチと話すこともないだろうからな」
「はあ」
「オレはもう、生きているのがイヤになってなぁ」
「はい?」
「もうオレは死にたいと思っているんだ」
「・・・」
「でもそう簡単に死ねなくてな」
「・・・それをオレに言ってどうするんだ?」
「・・?なにか言ったか?」
「それをオレに言ってどうするんだって言ってんだよ!」
「そうか!さよなら!」


 さて、思い出せる限り正確に再現してみたつもりですが。いい年して甘えてるんじゃねえよバカ野郎、が、この電話の最中の僕の心境です。「そんなこと言わないでよお父さん。一生懸命がんばってよ。もし良かったら、いますぐ会いに行くから少しでもお話をしませんか」とでも言って欲しかったのか?ふざけんな。一体おまえがどれだけのことをして、どういう経緯でこういうことになったかってのを一度でも考えたことがあるのか?お前の被害妄想の世界じゃ悪いのは母一人か?寝ぼけるのもたいがいにしろ68才。未だに被害者ヅラか。父親に「死にたい」って言われた子供の心境を考えられないほどバカなのかお前は。だから家族全員離れていったんだよ理解しろいい加減。あと、死ね、死ぬ、殺す、を簡単に言うんじゃねえよ。その言葉がどれだけ重いものかわかってんのか?


 ってとこまで伝えてあげたかったんだけど、途中で切られてしまったのでできませんでした。酔った勢いじゃなくて、シラフで電話してくればちょっとは話してやるんだけどな。


 ということで、ここまで読んじゃった方、気持ち悪い感じを味わわせてしまってごめんなさい。でも、ちゃんと残しておかなきゃいけないなって思ったんだ。このことは。世の中のお父さんは子供と仲良くしてください。どうか。