それにしても全く刺激のない生活を送っています。なんだコレ。キュンときたりドキドキしたりするようなことはないのか。具体的に書くと杏さゆりが道ばたに落ちてないのかって話ですよ。拾いますよそりゃ。ある冬の日。しとしとと雨が降っている中、傘も差さずにさゆりは電信柱の陰でふるふると震えているわけです。どうしたんだと。さゆり、どうしたんだ。ああ、まだこの時点では僕は彼女の名前を知らない設定なので、どうしたんですか?大丈夫ですか?が正解ですね。たむらうっかり。ところで正解ってなんですか?

 それで、どんなに僕が声をかけても視線を動かさないままじっとしているさゆりに対して、僕はただ自分が来ているコートをさゆりの肩にかけてあげることくらいしかできないのです。でもね、ただそれだけしてさゆりを放っておくなんて僕にはできないじゃないですか。このままじゃ風邪引くから、うちにおいでよくらいのことは言いますよ。それでも反応しないさゆりを強引に立ち上がらせようとすると、ついにさゆりが声を出して「いやっ、私に構わないで!」「バカ野郎!でも好きだ!」「私も好き!結婚して!」「結婚するする!」

 みたいな感じで、めでたく僕とさゆりは結婚しました。いい話だ。つーか大幅に脱線したんですけど、僕がしたかったのはそんな話じゃないのです。刺激がないから久しぶりにゲームでもやるかーってことでパンヤっていうネットのゴルフゲームやってるからお暇な方は一緒に遊びませんかって言う至極健全な日記なのですよ、これは。