3分くらい待て

 午前中久々にバイク屋さんまでフィーンと行ってきて、ただいまーとドアを開けたら弟が居ました。お、久しぶり。そんな弟くん、「カップラーメンの賞味期限切れかけてるってどんな家だよ」とぶつくさ言いながらお湯をとぽとぽとカップに注いでいました。

「ほら兄見てごらん、ケータイ買ったのだよ」
「うわ生意気だな社会人」
「いや金はない。前の壊れちゃってさ」
「あ、CASIOのだ。auってCASIOのがあるからいいよなー」
「レスポンス良いから好きなんだよねCASIO」
「だよな。それに比べて東芝のとろさと言ったら。そうだオレ昨日誕生日だったんだけど」
「そーいやそーだね(ぺりぺりぺり)え?いくつ?24?」
「っておいちょっと待て!まだ3分経ってねえだろが!」
「は?」
「3分どころか数十秒だぞなにやってんだバカ野郎」
「いやタイマーセットしてなかったからいまいちよくわかんなくて」
「時間間隔ゼロかお前はいいからふたしめろ!」
「ふた開いてようが閉まってようが3分経てばいいんでしょ(ズルズルー)」
「食ってんじゃねえかよ!」
「…固い」