有効数字

 またしても電磁気TAのお話ですよ。今回は静電界のとこなんですけど、そこで一問、数値を使った問題を出したのです。で、僕らは問題だけじゃなくて解答も作るんですけど、その解答を先生にチェックしてもらったとき、有効数字がちゃんと統一されてないと指摘されたのです。こちとら理系の世界に足を踏み入れてから、何年だ?そこそこ。そこそこ経ってるわけでして、そんなもん気づいてます。じゃあ気づいているにもかかわらず、なんでそんなことをしたかというと、最終的な答えがキレイな数字になるように問題の値も決定したのですよ。ちゃんと30°って出るように。でも、有効数字を気にして問題を解いていった場合、最後の答えが29°になるんです。そんなの、すごい気持ち悪いじゃないですか。なんのために問題の値もちゃんと考えたのかって話になります。ちなみにこの先生、問題の値も「どういったポリシーでこういう値に決定したのか説明してください」って言ってくる人です。うるさいなぁ…。ともかく、こんなこと言ってくる先生だから、ちゃんとこっちもポリシーを持って値を決めたのに、それが有効数字なんていう計算上のフォーマットに固められた結果、1°ずれるんです。おかしいでしょう。確かに、ルールを守るのは大事ですよ。でも、そのルールに囚われて本質を違えるのはやっぱ違うと思うのです。本末転倒ですよ。うん、いいこと言った。いいこと言ったよオレ。


 そのいいことを、面と向かって先生に言えないのでここで主張してみました。拍手待ってます。