レポートの採点って楽しい

 初夏の風薫る…無理だ、この書き出し。今日はGW明けにある某社の面接準備のために、研究内容を説明するためのポップな感じの資料と、ついでにアンテナ持ってったろーと思って、過去に作ったアンテナをピカールでひたすら磨いていました。この一点の曇りもない放射面、美しすぎる。どうやら僕は、磨く、という行為が大好きらしいです。中学の美術の時間に、木のブロックを使って箱を作りなさいという課題があったんですけども、周りの人たちが個性的な箱を作り上げている中、ひとりさっさと平凡なデザインで組み上げて、ただひたすらに紙ヤスリで磨き続けていた思い出があります。そのおかげでこれ以上ないくらい滑らかな手触りを木面上に表現することができ、ひとりふあっと触っては恍惚に酔いしれていたところ、いつの間にか周りのヤツラにも触らせろ触らせろと言われるようになり、あれ、もしかしてオレって人気者?でも人気があったのは箱であってオレじゃなかったということに気づきました。いま。もう少し(10年)早く気づいていればもっと違った対応ができたものを。


 上の話、オチないから本題行きます。きょう、初めてレポートの採点なるものを体験しました。学部の2年生のレポートなんですけど、いやーこの書き慣れてない感がたまりませんね。高専入った頃、レポートレポートで半泣きになってたあのときを思い出しました。手書きでA4十数枚とか。余計な記憶掘り起こさせやがって。

 1回目の課題ということで、問題はゆるゆるだったのです。1問目なんて、『スカラ量とベクトル量のものをそれぞれ三つずつ列挙せよ』ですよ。調べりゃすぐできます。それなのに、ベクトル量で「車」を挙げたあなたに拍手を送りたい。小学生か己は。あと「風」ってヤツも居ました。いや、まあ、解釈の仕方によっちゃあってるけども。個人的に悩まされたのは、ベクトル量で「変位」って挙げたヤツ。なんか字面にびびった。ちなみにベクトルであってるみたいです。最初わかんなくてバツつけちゃった。ごめんね、こんなテキトーなヤツが採点してて。

 それと、女の子でひとり、すっげえ丁寧にレポート仕上げてた子がいた。最後の問題間違ってたけど、満点あげたいくらいキレイだった。さなえちゃん。やっぱ字が上手な人は得ですね。そしてこの話もオチませんね。でもログ振り返ったらそんな日記山ほどあったから別にいいやラララー。