パークライフ
カバーがとても良かったっていう理由だけで買ったんだけど,いいじゃない.いいじゃないこれ.おもしろいですよ.なんつーか,広げようと思えばいくらでも話を広げられるはずなのに,基本的に全部なげっぱなしなんだよね.このストイックな感じがとても良い.文章の感じもなんだか好きです.短編なので一瞬で読めます.一瞬は言い過ぎです.ちょっと覚悟すれば立ち読みできる程度の長さだから,読んでみると良いよ.
で,この本『パークライフ』と『flowers』の二つの話が入ってるんだけど,パークが良かったから花の方もかなり期待してたのに,こっちは予想に反して可もなく不可もなく.あってもなくてもいいですこれは.
- 作者: 吉田修一
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2004/10/08
- メディア: 文庫
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